複数のWordPressの運営する際の3つのケース
WordPressのサイトを複数運営する場合、WordPressのデータを保存するテーブルの構成を検討する必要があります。ここでは、3つのケースで考えて見ます。
なお、データベース設定は「./wp-config.php」に保存されています。ただし、エディタの修正にはリスクを伴うため、本来であればインストールの際に①~③を検討して設定してください。
①複数のハードウェアで運営する
ハードウェア | サイトごとに用意 |
データベース | サイトごとに用意 |
テーブル接頭文字 | サイトごとに用意 または同じ接頭文字の利用が可能 |
(メリット)
各サイトの独立性が高く、同時に障害が発生しにくい。
物理的にサイトごとにユーザを分けることができる。
(デメリット)
データベースを動かすハードウェア・ソフトウェアのコストが高い。
データベース毎に設定が必要。
②複数のデータベースで運営する
ハードウェア | 共有 |
データベース | サイトごとに用意 |
テーブル接頭文字 | サイトごとに用意 または同じ接頭文字の利用が可能 |
(メリット)
各サイトの独立性がやや高く、同時に障害が発生しにくい。
論理的にサイトごとにユーザを分けることができる。
(デメリット)
データベース毎に設定が必要。
③ひとつのデータベースで運営する
ハードウェア | 共有 |
データベース | 共有 |
テーブル接頭文字 | サイトごとに用意 同じ接頭文字の利用が不可能 |
(メリット)
データベースの設定が一括で行うことができる。
(デメリット)
業務的にサイトごとのユーザを分ける必要があり、場合によってはユーザごとのアクセス権限で利用を制御する。
各サイトの独立性が低く、万が一の際はすべてのサイトが利用不可能になる。