「Google Drive for WordPress」の概要
「Google Drive for WordPress」は定期的にWordPressのバックアップファイルを作成し、Google Driveに自動的に保存してくれるプラグインです。バックアップ対象は「データベースのテーブル」と「ファイル」であるため、完全なバックアップをとることができます。
バックアップファイルはタイムスタンプをつけてリネームされ、ZIP圧縮した上で自動的に設定したGoogle Driveに格納されます。バックアップタイミングは「日毎」「週毎」「月毎」そして「即時」の4パターンを選ぶことができます。実行後はGoogleアカウントのGmail宛に完了通知メールを送ることも可能です。バックアップファイルは、Google Driveのルートフォルダに配置されるので、適時移動が必要です。
Google DriveはGoogleにアカウントを持っている方なら誰でも利用することができ、無料でも5GBのスペースを利用することができます。本プラグインはZIP圧縮した上で自動アップロードするため、中規模までのサイトであれば十分に利用することができます。※写真や動画などのメディアが多く掲載されているサイトには、あまり向きません。
「Google Drive for WordPress」のインストール方法
「ダッシュボード > プラグイン > 新規追加」から「Google Drive for WordPress」を選択。インストール後、有効化を実行します。プラグイン一覧で確認すると、「wp-google-drive」と表示されます。
初期設定
ダッシュボードを確認すると、左のメニューに「Confgure Google」というメニューが追加されてます。そこから「Configure Google Account」を選択し、Googleアカウントの設定を行います。詳細はインストールビデオを見ていただくとわかりやすいと思います。設定後、「Backup Setting」から詳細のバックアップスケジュールを設定します。ためしに即時バックアップを行う場合は、「On Time Backup」を実行してください。
尚、デフォルトはデータベースのバックアップを「行わない」ようになっています。バックアップを実施する場合、「Manage Database」のメニューから「Include Database into Backup」の値を「yes」にして「save」してください。
リストアの方法
簡単ながらリストアの方法をご紹介します。なお、リストアを実行する場合は必ずテスト環境でリストアができることを確認した上で、本番の環境で実施してください。
- Google Driveからバックアップ対象のZIPファイルをダウンロードして解凍します。
- FTPツールなどを利用して、展開されたファイルをバックアップ先のフォルダに上書きコピーします。
- 展開されたファイルから「\wp-content\db\*.sql」をテキストエディタで開き、データベースの管理ツールからSQLコマンドを実行します。
(SQLファイルにはテーブルをDROP&CREATEし、新しいデータをINSERTする文法です)